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『スター・ウォーズ』またも監督降板 エピソード9からコリン・トレヴォロウ離脱

降板が発表されたコリン・トレヴォロウ監督
降板が発表されたコリン・トレヴォロウ監督 - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 映画『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作の最終章にあたるエピソード9(2019年全米公開)から、コリン・トレヴォロウ監督が降板した。現地時間5日にルーカスフィルムがStarWars.comを通じて発表した。

【動画】年末には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開

 ルーカスフィルムは「製作過程におけるコリンとのコラボレーションは素晴らしいものでしたが、プロジェクトにおける互いのビジョンが異なっているとの結論にいたりました。今後のコリンの幸運を祈ると共に、近日中に本作に関する情報を皆さんにお伝えいたします」と発表。突然の降板劇の理由は「創造上の違い」とされている。

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 The Hollywood Reporter によると、トレヴォロウ監督は『ジュラシック・ワールド』で大ヒットを飛ばす一方、今年6月に全米公開された新作『ザ・ブック・オブ・ヘンリー(原題) / The Book of Henry』が批評的にも興行的にも大惨敗を喫し、降板がうわさされていたという。

 情報筋が明かしたところでは、ルーカスフィルム代表でプロデューサーのキャスリーン・ケネディとトレヴォロウ監督の関係もうまくいっていなかったようで、トレヴォロウ監督はデレク・コノリーと共同執筆していた脚本にOKがもらえず、改稿を重ねていたとのこと。同サイトでは8月に、舞台劇「ハリー・ポッターと呪いの子」のイギリス人脚本家ジャック・ソーンが脚本をリライトするため起用されたことを報じている。

 『スター・ウォーズ』の新シリーズから監督が降板するのは初めてではなく、6月にはハン・ソロを主人公にした新作スピンオフ映画から、フィル・ロードクリス・ミラー(『LEGO(R)ムービー』)の監督コンビが降板。これは撮影が始まってからの決定だったため、同サイトでは、キャスリーンが同じ事態を繰り返さないためトレヴォロウ監督を早めに解任したとも。さらに2015年には『ファンタスティック・フォー』のジョシュ・トランク監督がスピンオフ映画の監督から降板している。またギャレス・エドワーズ監督の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は脚本家・監督のトニー・ギルロイが再撮影と編集において大きな役割を果たした。

 ハン・ソロのスピンオフには、名匠ロン・ハワード監督が新たに起用されており、エピソード9でも経験を積んだベンテラン監督の起用が一つの可能性として考えられる。エピソード8にあたる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)を完成させたライアン・ジョンソン監督が続投する選択肢もあるが、今後は新監督の人選が注目されることになりそうだ。(編集部・入倉功一)

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