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市川海老蔵、がん発覚の盟友・中村獅童の「大丈夫だよ」に安堵

「ABKAI2017」開幕を迎える市川海老蔵
「ABKAI2017」開幕を迎える市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が9日、渋谷Bunkamuraシアターコクーンで行われた「市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI2017『石川五右衛門~外伝』」の公開舞台稽古後、囲み取材に応じ、同じく歌舞伎俳優で、5月18日に初期の肺腺がんを公表し、療養中の中村獅童の病状について「今度お茶しようって話をしました。だいぶ調子はいいんでしょうね」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 続けて海老蔵は「早い段階で(がんが発見され、手術も)うまくいったらしく、わたしもそのタイミングで『よかったね、どうなの?』って連絡したんです。そうしたら『大丈夫だよ』って言っていたので『お茶しにいこうか?』って話をしたんです。まだこちらもバタバタしているし、彼も病み上がりなので、そのうち行こうって約束したのです」と報告していた。

 「ABKAI2017」は、海老蔵自身が、“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”をテーマに自ら企画・製作した新感覚歌舞伎の第四回公演。大泥棒・五右衛門が海を渡って活躍する姿を描いた前回公演に、新たなストーリーを加えてスケールアップした。

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 歌舞伎初挑戦となる中山優馬らフレッシュな顔ぶれも参戦し注目を集めている一方、自身のブログで、長男・勸玄(かんげん)くんと長女・麗禾(れいか)ちゃんが本舞台に出演する可能性を示唆し話題を呼んでいたが「今日の夜か明日の昼の舞台に来る予定ですが、本人たちが『出たい!』と言い出したら、僕が通行する場面で、せがれと娘と一緒に通れればと思っています。一応、そのために浴衣も用意しているんです」と海老蔵本人の口からも親子共演の可能性を語っていた。

 囲み取材には、海老蔵のほか、中山優馬、前野朋哉山田純大中村壱太郎市川右團次も出席した。(磯部正和)

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