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KKKのドキュメンタリー放送中止 「グレイズ・アナトミー」女優が批判・ボイコット

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KKK
KKK - MCT via Getty Images

 米ケーブル局A&Eが放送する予定だったKKK(白人至上主義の米秘密結社クー・クラックス・クランの略称)のドキュメンタリー番組が、中止されたとDeadlineなどが報じた。

【写真】エレン・ポンピオ

 この番組は、KKKに属する複数の家族を追った作品で、組織を抜け出そうとするメンバーや、彼らの脱退を助け、嫌悪や差別のサイクルを断ち切ろうとする活動家を描いたドキュメンタリーと発表されていた。当初のタイトルは「ジェネレーションKKK(原題) / Generation KKK」だったが、批判が集中したため、「エスケーピング・ザ・KKK(原題) / Escaping the KKK」に変更されていた。A&E局はタイトル変更の理由を「番組の意図が誤解されずに済むようにするため」と説明している。

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 放送が発表された直後、テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」でメレディスを演じているエレン・ポンピオが、憤慨のコメントを立て続けにツイート。「恥を知りなさい、A&E」「みんな、二度とA&Eを観ないというのはどう? 賛同する人は?」とボイコットを呼びかけた。

 今回の放送中止は批判を受けてではなく、出演者に金銭が支払われていたことが発覚したためだという。A&E局は、公衆と名誉棄損防止組合や人権保護団体を含むパートナーに、ヘイトグループのメンバーに金銭は一切支払っていないと断言していた。しかし、製作プロデューサーが何人かの出演者にお金を渡していたことが発覚。金額はわずかだったらしいが、放送局のポリシーに反するとして放送中止を発表したという。

 A&Eは今後も番組を通して、アメリカにおける嫌悪や差別などと闘い、話し合いをもたらしたりすることで、アメリカから憎しみをなくしていきたいと言っている。(澤田理沙)

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