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ももクロ×「踊る」本広監督、平田オリザ「幕が上がる」映画&舞台化

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ももクロが演劇部の女子高生役!
ももクロが演劇部の女子高生役! - (C) 2015「幕が上がる」製作委員会

 “ももクロ”の愛称でおなじみのアイドルグループ・ももいろクローバーZが、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督によって平田オリザの同名小説を映画化、舞台化する『幕が上がる』で主演を務めることが明らかになった。ももクロのメンバーたちは、弱小演劇部に所属する女子高校生を演じており、百田夏菜子は「撮影が始まってからはわたしたちはただただ必死!(笑)」と懸命に挑んだ撮影を振り返っている。

映画『幕が上がる』フォトギャラリー

 1995年に「東京ノート」で第39回岸田國士戯曲賞を受賞するなど、日本演劇界でもっとも注目される劇作家の1人である平田の青春小説を基にした本作は、弱小演劇部に所属する女子高校生が、学生演劇の女王であった新任教師との出会いをきっかけに、全国大会を目指していくさまを描いている。映画版では、新任教師・吉岡美佐子役を黒木華が務めるほか、ムロツヨシ清水ミチコ志賀廣太郎ら個性的なキャストが名を連ねている。

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全体
満面の笑みを浮かべるメンバーたち

 ももクロを起用した理由について本広監督は「原作の登場人物がどうしてもメンバーとダブってしまい、オリザさんに『ももクロZメンバーをイメージして書いたのではないか』と聞いてしまうほどキャラクターが似ていました」とコメント。一方、「正直言って、ももクロさんが主演と決まったときには、期待と不安と半々でした。彼女たちの『演技』は観たことがなかったからです」と切り出した平田は、数回の演劇ワークショップをメンバーに行ったそうで、「本格的な舞台の経験はないので、身体がぶれやすかったり、演技に個々の癖が出てしまうことが多かったのですが、たいへん勘のいい子たちなので、すぐに演技のコツをつかんでいったようです」とその成長を絶賛している。

 また、劇中で演出家役を務めるため、ほかのメンバーに演出を付ける体験をした百田は、「オリザさんが教えてくれたのはお芝居の根本の部分」と説明。「お芝居はこうでなくちゃダメとかない。アイドルがこうでなくちゃってのもない。そのとき、ジャンルを通り越してなにか新しいものが作れる気がしました!」と感激した様子を見せた。(編集部・吉田唯)

映画『幕が上がる』は2015年2月28日より新宿バルト9ほかにて全国公開
舞台「幕が上がる」は2015年5月公演予定

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