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藤原竜也の新たな挑戦!品川ヒロシ監督作『サンブンノイチ』の危険な魅力とは!?

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初タッグながら、旧知の間柄のように息の合った品川ヒロシ監督と藤原竜也
初タッグながら、旧知の間柄のように息の合った品川ヒロシ監督と藤原竜也 - 写真:尾鷲陽介

 闇社会の住人たちがひたすらだまし合いを繰り広げるクライムエンターテインメント『サンブンノイチ』に主演した藤原竜也と、これが監督第3作となる品川ヒロシが、危険なにおいに満ちた同作の魅力を語った。

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 藤原が演じたのはキャバクラの雇われ店長で、借金で追い詰められて銀行強盗に手を染めてしまう主人公のシュウ。近年は悪役や汚れ役にも果敢に挑んでいる藤原だが、本作のシュウはさらに輪を掛けて“ダメ”な男で、過激な描写も満載の役どころだ。「最初に脚本を読んだ時からとにかく面白くて、自分にとっても新たな挑戦になる役柄だと感じました」と、藤原は本作に惹(ひ)かれた心境を語る。

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 30歳を過ぎて「俳優としていろんなことを考えだす時期」だという藤原は、「10代20代を経て、次にどういう方向へ進んでいくべきなのかを考えていた時だったから、期待とうれしさを抱えて現場に臨んだ」という。メインの銀行強盗3人組を演じるのは藤原のほか、田中聖と、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズ小杉竜一という異色の顔合わせ。「普通にしていたら滅多に共演させてもらう機会なんてない3人が一緒になったので、それだけで楽しくて仕方なかったですね」と、藤原は現場を振り返った。

 一方、監督の品川は「僕が、あの藤原竜也を演出しているなんて、現場でも何か魔法にかかっているような気分でした」と語る。「『ここ、もっとこうしてくれる?』とか何を偉そうにしゃべっていたんだろうって、今となっては思いますね」という品川の言葉に、藤原は「いやいや、何言ってんすか」と笑い、息の合ったところを見せる。

 品川監督作の特徴でもある登場人物たちの軽快な掛け合いや絶妙な間合いの面白さは、本作でも充実。「特に面白い会話のシーンじゃなくても、漫才のテンポで話が進んでいくのが好きなんです」と、品川は説明する。

 監督第3作を撮り上げ、さらに映画への思いを強くしたという品川。「まだまだ、やりたいことはいっぱいあります」と、次回作への意欲を早くも口にしていた。(取材・文:進藤良彦)

映画『サンブンノイチ』は4月1日より全国公開

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