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園子温監督、『ホステル』のイーライ・ロスから変態野郎と言われたことを明かす

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変態野郎と言われたことを明かした園子温監督
変態野郎と言われたことを明かした園子温監督

 鬼才・園子温監督と「別冊映画秘宝」編集長の田野辺尚人が16日、タワーレコード新宿店で行われた『地獄でなぜ悪い』リリース記念イベントに来場し、本作の裏側について語り合った。

映画『地獄でなぜ悪い』場面写真

 この日のイベント同作のソフト購入者を対象に実施。ヤクザが自主制作映画を作るという内容の本作にちなみ、劇中に登場する自主映画集団「ファック・ボンバーズ」は自分たちである、と切り出した園監督は、「その時、『新人来たれ』と募集チラシを刷って、最初に来たのが高2だった井口昇。その頃の田野辺さんはチラシをデザインしたり、詩集を作ったり、一緒に自主映画を作っていたんです」と述懐。

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 「その頃の田野辺君や井口たちのような、むさ苦しくて哀しい映画を撮りたいと思っていた」と本作のモチーフを語る園監督。田野辺も「今でこそ井口は『電人ザボーガー』や『ヌイグルマーZ』なんてやっているけど、80年代、90年代はいち映画少年でしかなかった。地べたを這いずりまわっていた人間がいた世界がこの映画で描かれる地獄なわけですよ。そして地獄に行ったやつの映画が面白いのは間違いない」とその背景を説明。

 本作は園監督がおよそ20年前に、映画への野心を胸に執筆した幻のオリジナル脚本をベースに作られた。当時を知る田野辺は「あの時期だから書けた映画だと思う。僕の記憶だと1990年の『自転車吐息』が文字通りのカルト映画になって。お客さんをさばききれないくらいにお客さんが来て。これならいけるんじゃないかという時期に園さんが大量に脚本を書いていた。それが20年以上かかって映画になった。それだけ粘った映画はそれほどない」としみじみ。

 本作はトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞した。「世界中から濃度の濃いエンタメ作品がそろう中で、観客賞1位を取るというのは非常に難しいことだと思う。あの時はイーライ・ロス監督の食人族映画(「The Green Inferno(原題)」)もあったし、強敵だらけだったからうれしかった。今だに誇っています」と自負する。そしてそんなロスとはツイッターのフォロワー同士だという園監督。「彼からはおめでとう、お前は最高の変態野郎だと思っているからまた会おうと言われた」と互いに健闘をたたえあったことを明かした。(取材・文:壬生智裕)

映画『地獄でなぜ悪い』DVD&ブルーレイはキングレコードより発売中

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