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『かぐや姫の物語』が全国456スクリーンで公開!高畑勲監督も喜び

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映画『かぐや姫の物語』より
映画『かぐや姫の物語』より - (C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK

 スタジオジブリ最新作にして、高畑勲監督の実に14年ぶりの新作になる映画『かぐや姫の物語』が本日23日、全国456スクリーンで公開された。同日、高畑勲監督は宮城県・気仙沼市と岩手県・陸前高田市の上映会を訪れているといい、鈴木敏夫プロデューサーは「老若男女の皆様の喜ぶ顔を見て、高畑監督も喜んでいます」と様子を明かした。

映画『かぐや姫の物語』場面写真

 配給の東宝によると、公開初日、初回は主に40代以上の夫婦や30代以上の男性アニメファン、そして小さなお子さんを連れたファミリーが鑑賞。昼の回に近付くにつれて、10代・20代のカップル、女性グループが増えていったとのことで、老若男女、幅広い層の観客が集まった。

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 また、上映初回を観たフランス人は「ジブリ映画はずっと好きだが、この作品はすごすぎる! もうすぐ美しい日本を離れなければならない自分と姫の気持ちが重なり切なさがよくわかった」とコメントするなど、国内のみならず、海外のファンにも好評を博している様子だ。

 今後はレイトショーや平日の高稼働も見込まれ、またお正月興行ということでファミリー層の動員も期待できるとのこと。『風立ちぬ』公開や宮崎駿監督の引退など、スタジオジブリの激動の1年を締めくくる作品がようやくの船出となった。

 同作は、高畑勲監督が8年の時をかけて世に送り出したアニメーション映画。「竹取物語」をモチーフに、月へ帰ることになる姫の運命を描き出す。11月7日に行われた完成披露報告会見では高畑監督自ら「今までの作品の中で最もどのような表現でできるかにこだわった作品。ただ新しい表現ではなく、意味のある表現を。これが達成できたことは、図々しいですが日本のアニメーションを一歩進めることができたように思います」と出来栄えに自信を見せていた。(編集部・福田麗)

映画『かぐや姫の物語』は公開中

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