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剛力彩芽、あこがれの三谷幸喜作品に思わず感涙

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涙を見せた剛力彩芽
涙を見せた剛力彩芽

 女優の剛力彩芽が9日、有楽町の日劇1で行われた映画『清須会議』初日舞台あいさつに登壇、感極まって思わず涙した。この日はほかに三谷幸喜監督、役所広司大泉洋小日向文世佐藤浩市妻夫木聡浅野忠信寺島進でんでん鈴木京香中谷美紀らも来場した。

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 超豪華オールスターキャストが話題の本作ということで、主役級の俳優陣12名がステージに登壇すると、超満員の観客からは大歓声。壇上に立った三谷監督が「皆さんが最初に映画を観たお客さまです。いかがでしたか?」と尋ねると会場からは大きな拍手が起こり、満足そうな笑顔を見せるキャスト陣だった。

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 織田信忠の妻・松姫を演じた剛力には会場から「松姫!」と声援が送られ、剛力も笑顔を見せたが、いざ言葉を発しようとすると、感極まった様子で瞳からは大粒の涙が。それでもあふれる涙をぬぐいながら「三谷さんの作品で、豪華な方と共演させていただいて。皆さんが観に来ていただいて、幸せだなと思ったら……」と絞り出すように言葉を続け、さらに「この作品に参加させてもらって、たくさん勉強もさせてもらったし、監督の歴史が大好きな気持ちもすごく感じたので、その力を借りながら『清須会議』というすてきな作品をお伝えできたら」とコメント。隣に立っていた中谷は、そんな剛力を優しくいたわっていた。

 涙の剛力に対して、三谷監督は「一緒に暮らそうか」と謎のコメントで精いっぱいのフォロー。「新婚だろ、あんた!」という大泉のツッコミには「何て言ったらいいかわからなくて」と言い訳し、会場を笑いに包んだ。また、この日は優柔不断な武将・池田恒興を演じた佐藤が「池田恒興とわたしは、決して同じ人間ではございません!」、さらにうつけ者のバカ殿様・織田信雄を演じた妻夫木も「織田信雄とわたしは、同じ人間ではありません!」とそれぞれ高らかに宣言し、会場は大爆笑だった。

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 そんな彼らの宣言について、三谷監督は「当て書きというのは、その人そのままの人格をやってもらうわけではなく、この人にこういう役をやらせたら面白いかなということ。ただ、その人の中にそういう要素がなければ書かないですけどね」と反論。その言葉に思わず二人とも「僕とは別人格ですが、強いて共通点を見つけるとすれば、優柔不断で、日和見的なところですね」(佐藤)、「僕はバカですよ。どうせバカでいいですよ!」(妻夫木)と思わず認めてしまっていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『清須会議』は全国公開中

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