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映画『キャプテンハーロック』のリアルな表情の秘密が明らかに!

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“フェイシャルキャプチャー”を導入したキャプテンハーロックは見逃せない!
“フェイシャルキャプチャー”を導入したキャプテンハーロックは見逃せない! - (C) LEIJI MATSUMOTO / CAPTAIN HARLOCK Film Partners

 松本零士の人気コミックをフルCGアニメ化した『キャプテンハーロック』のメイキング風景を映し出した貴重な特別映像が公開され、顔の表情をそのままデータ化するという、最先端のフェイシャルキャプチャー技術を使ったそのリアルな映像作りの一端が明らかになった。

映画『キャプテンハーロック』フェイシャルキャプチャー特別動画

 総製作費約30億円、総製作期間5年という壮大な規模で製作された本作。CGアニメのキャラクターといえば、ピクサーやドリームワークスなどが製作するような、デフォルメされたものが一般的であるが、本作ではリアルなCG映像を追求。その最先端の映像技術は世界からも注目を浴び、第70回ベネチア国際映画祭では約10分間のスタンディングオベーションで喝采を集めたのをはじめとして、多くの国と地域からも本作の配給オファーが寄せられているという。

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 本作の映像で特筆すべき点として、CGアニメという先入観を覆すような、登場キャラクターの表情の豊かさが挙げられる。この表現を実現するために本作では、『ホビット』シリーズや『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』でも使用されたハリウッドの最新CG技術“フェイシャルキャプチャー”を導入。この技術によって、体の動きと同時にモーションアクターの表情も一緒にデータ化して、動きをつけることが可能となり、CGキャラクターによりエモーショナルな表情の演技をつけることが可能となった。

 今回、公開された特別映像では、実際のCGキャラクターの動きと、その基になったモーションアクターの演技とを徹底比較。そこでは目の動き、まばたき、眉間のしわなど、モーションアクターの芝居が寸分たがわずに再現されていることが非常によくわかる。実写の映画同様に「しっかりと芝居ができる人」をオーディションで探し出したという荒牧伸志監督は、モーションアクターと一緒に本作のキャラクターの芝居を作り上げた。そのクオリティーは、声優として参加した小栗旬をして「自分もキャプチャーから参加したかった」とうらやましがらせたほど。最新のテクノロジーを駆使したCGアニメといえども、その完成度を高めるためにはやはり人間の力が不可欠であることがよくわかる。(取材・文:壬生智裕)

映画『キャプテンハーロック』は9月7日より全国公開

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