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長編引退の宮崎駿、今後はジブリ作品にタッチせず!次はアニメではないものに挑む

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今後の活動はアニメーションではないと語った宮崎駿監督
今後の活動はアニメーションではないと語った宮崎駿監督

 長編映画からの引退を表明したアニメーション監督の宮崎駿監督が6日、都内で記者会見を開き、「何度も辞めると言って騒ぎを起こしてきたので、『またか』と思われるかもしれませんが、今回は本気です」と改めて引退を宣言した。今後の活動の詳細については触れなかったが、「アニメーションではありません」と明言している。

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 会見に同席した鈴木敏夫プロデューサーによると、宮崎監督が引退を伝えてきたのは6月19日にあった映画『風立ちぬ』の初号試写の直後。これまでも作品が完成するたびに同じようなことを言ってきたという宮崎監督だったが、今回は違った。加齢により作品の発表ペースが遅くなっていく中で、「僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わりました」と悟ったのだという。

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 その上で宮崎監督は「もし(次に長編を)やりたいと思っても、それは年寄りの世迷い言であると片付けようと思います」ときっぱり。これまでは自身の監督作品ではない『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』といった映画に脚本を提供してきたが、今後はそういった形を含め、スタジオジブリの制作する長編作品にはタッチしない意向を示した。

 「僕は自由です。やってもやらなくても自由なので、今は前からやりたいと思っていることをやろうと思います。それはアニメーションではありません」と今後の活動について語った宮崎監督。だが、その詳細について問われると、「やりたいことはあるんですけど、やれなかったらみっともないので言いません」と沈黙を貫いた。

 「ジブリを立ち上げたときに、こんなに長くやるつもりがなかったのは確か。だから、何度も引き際を考えました」と振り返った宮崎監督は、これまでの自身の活動について「同じことはしないつもりでやってきた。同じことをしてきたじゃないかと言われるかもしれませんが」と苦笑い。会見中は終始穏やかに、時にユーモアを交えながら、一つ一つの質問に真摯(しんし)に応じていた。(編集部・福田麗)

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