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宮崎駿監督がついに引退…本日会見 注目ポイントは?

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本日会見を行う宮崎駿監督
本日会見を行う宮崎駿監督 - Junko Kimura / Getty Images

 現在公開中の映画『風立ちぬ』を最後に長編映画からの引退を表明した宮崎駿監督が、本日6日に都内で記者会見を開く。現地時間1日のイタリア・ベネチアでの引退発表では、理由などの詳細には触れられておらず、会見で宮崎監督本人の口から語られると予想される。そこで、本日の会見の注目ポイントをまとめてみた。

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■引退の理由
 宮崎監督は現在72歳。長編アニメーションは制作に数年かかるのが当たり前とされている世界だけに、今回の引退表明も体力的な問題が関係しているのではないかという見方が強い。大方の予想通り、体力面や健康面が引退の理由なのか、それとも他に理由があるのか。気になるところだ。

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■引退発表までの経緯
 宮崎監督の引退は、『風立ちぬ』が出品された第70回ベネチア国際映画祭の公式会見で、スタジオジブリ星野康二社長の口から発表された。本日の会見にはスタジオジブリの星野社長、ならびに鈴木敏夫プロデューサーも同席するため、ベネチアを発表の場に選んだ理由、また宮崎監督本人からの発表ではなかった理由も明かされるのではないかと予想される。

■“遺書”発言の真意
 また、鈴木プロデューサーは『風立ちぬ』を指して「この映画は宮崎駿の遺言です」とテレビ番組やイベントで発言。後日、本人がその真意を説明したものの、宮崎監督が引退を発表した今、鈴木プロデューサーの“遺書”発言には深い意味があったのではないかと勘ぐる声も多い。

■スタジオジブリの後継者問題
 スタジオジブリが制作する長編映画の監督は、これまで宮崎駿・高畑勲の両名が主に務めてきた。その内の一人である宮崎監督が引退を表明している以上、その後継者探しは急務といえる。
 現時点では、『コクリコ坂から』などで監督を経験している息子・宮崎吾朗、そして『借りぐらしのアリエッティ』で監督に抜てきされた米林宏昌が有力視されている。また、ダークホースとしては「エヴァンゲリオン」シリーズで知られ、『風立ちぬ』で主演声優を務めた庵野秀明の名前が挙がっている。

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■今後の宮崎駿監督の活動
 宮崎監督はこれまでにも三鷹の森ジブリ美術館で上映される短編映画の監督を務めており、長編映画から引退した後も短編の制作を続ける可能性は高い。また過去には、監督作ではない『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』といった作品の脚本を担当しており、今後いったいどんな創作活動を行うのかが気になるファンは多いだろう。

 あまりにも突然の引退表明だったため、日本、そして世界中のファンを驚かせた宮崎駿監督。本日14時から都内で行われる会見の模様は、ニコニコ生放送でも生中継される。(編集部・福田麗)

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