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海老蔵主演『利休にたずねよ』がモントリオール映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞!

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映画『利休にたずねよ』より
映画『利休にたずねよ』より - (C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

 歌舞伎俳優・市川海老蔵が主演を務めた映画『利休にたずねよ』(田中光敏監督)が現地時間2日、カナダで行われていた第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した。千利休を演じた海老蔵は舞台出演のため同映画祭への参加はかなわなかったが、配給の東映を通じて「本映画で、400年前、日本人の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物を勤め、大きなプレッシャーを感じておりましたが、日本の美意識や文化が海外でも理解していただき、そして評価され大変うれしいです」と喜びのコメントを寄せた。

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 また、現地入りしている千利休の妻・宗恩役の中谷美紀は受賞に際して、「本当に最後に至るまで、美に対して、芸術に対して追い求めていらっしゃいました」と田中監督と海老蔵の撮影中の様子を明かすと、「この作品はセリフが極端に少ないので、行間に込めた思いをどのようにくみ取っていただけるかと思っていましたが、沈黙の中に心のひだが幾重にも折り重なっているのを感じていただけたのではないでしょうか」とそうした努力が報われたことを喜んだ。

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 それだけに中谷は、海老蔵の不在が残念でならないようで、「本当ならばここに海老蔵さんにもいていただきたかったので、いらっしゃらないのが本当に残念です」と心残りな様子だった。

 同作は、第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説を映画化した歴史ドラマ。千利休の若い頃の恋を通じて、彼の美への情熱と執着を描き出す。出演は海老蔵、中谷のほか、大森南朋伊勢谷友介など。同映画祭ではワールドコンペティション部門に出品されていた。(編集部・福田麗)

映画『利休をたずねよ』は12月7日より全国公開

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