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千葉真一、今は亡き深作欣二監督の熱気あふれる現場を振り返る!

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深作監督との現場を語った千葉真一
深作監督との現場を語った千葉真一

 26日、沖縄県那覇市の桜坂劇場で、第5回沖縄国際映画祭特別上映「名誉学長・千葉真一リスペクト上映『仁義なき戦い 広島死闘篇』」が行われ、ゲストの千葉真一が登壇した。

 芸人が講師となって映画を様々な角度で学び楽しんでいくことを目的とした特集上映企画「桜坂映画大学」は、名作から珍作までをリバイバル上映し、ときに出演者を招いては芸人と共に映画観賞を楽しむ本映画祭の目玉企画。この日は、「桜坂映画大学」の名誉学長を務める千葉が同劇場を訪れ、自身の出演作『仁義なき戦い 広島死闘篇』を、満員の観客とともに楽しんだ。

 本作で千葉が演じたヤクザ・大友勝利は、今でも「仁義なき戦い」ファンのあいだで語り継がれる伝説的なキャラクター。股間をボリボリと掻きながら下品な言葉を放つ大友には、この日、観客と共に映画を楽しんでいた椿鬼奴ジャルジャルら若手芸人も大ショックを受けた様子。ジャルジャルの二人は、「僕らもDVD出すとき、この物まねで会見やってみたい!」と大興奮! 終始、憧れ(?)の表情で千葉を見つめていた。

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 山中正治を演じた北大路欣也との直前の役柄交代劇は有名な話だが、千葉は「交代が決まってからは、これまでの二枚目のイメージを捨てる決意をしました。自分の恥ずかしいところを見せるという新しい挑戦だよね」と振り返る。「役者のほうが面白いものを持っている!」と、常に役者の動き優先、毎日が熱気にあふれていたという深作監督の現場を振り返った千葉は、「おれが考えたアイデアにも、おもしれえ……ってつぶやいてくれたのを聞いたときは本当にうれしかったですね」と打ち明けた。

 また、甲高い声でまくしたてる大友の独特なしゃべり方についても、「あのしゃべり方はやばい感じがするでしょ(笑)? 声のトーンは変えることができても、広島弁を早口でしゃべるのは、大変だったよ~」とお茶目に話す千葉に、会場からは笑い声が上がっていた。

 この日上映された同作を、自身も劇場の後方で観ていた千葉だが、今は亡き深作欣二監督との映画作りの日々を思い出したようで、「監督と映画を作っているときは一番楽しかった。いい演出家と出会うことがとても大切ですね」と、深作監督への思いをしみじみと語った。(編集部・森田真帆)

第5回沖縄国際映画祭は3月23日から3月30日まで沖縄コンベンションセンターほかにて開催

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