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俳優初挑戦の乙武洋匡、次は悪役に意欲!「固定観念をぶち破りたい」

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次は悪役に意欲を見せた乙武洋匡
次は悪役に意欲を見せた乙武洋匡

 23日、ベストセラー「五体不満足」の著者・乙武洋匡の同名小説を映画化し、原作者本人も出演した映画『だいじょうぶ3組』の初日舞台あいさつが都内で行われ、乙武のほか主演の国分太一榮倉奈々廣木隆一監督が登壇した。

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 本作は、乙武が小学校の教員を務めた経験を基に描いた自伝的小説を映画化したヒューマン・ドラマ。優しく友達思いだが教師として一度挫折してしまった補助教員・白石優作(国分)と、底抜けに明るく前向きだが生まれつき手足がない新任教員・赤尾慎之介(乙武)がコンビを組んで、28人の生徒と共に過ごす1年間を色鮮やかに描く。

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 この日、登壇した乙武は「今回は禁断のラブストーリーということで……」と冗談を言って笑いを誘った後「今回自分は原作者であり、出演もしていて本当にいろいろな思いがつまっている作品になりました。自分が教員を務めていたときの思い、何を伝えたかったのか、どういうふうに先生をやっていたのか、そんなことをこの映画を通して感じていただければ」と言葉に力を込めた。

 また、今作が俳優初挑戦となった乙武は「次はどんな役をやりたいか?」と聞かれると「これが最初で最後ではないかと思うけど……次は、犯人役をやりたいですね。障害のある人が、犯罪をするなんてありえないという固定観念があると思う。そういうのをぶち破るために、今回は『白乙武』だったんで、次は『黒乙武』で勝負したい」と悪役への意欲を見せた。

 その乙武のコメントを聞いた国分は「お供しますよ!」と再共演を申し出て会場は大盛り上がり。本作が6年ぶりの映画主演作となった国分は「この日を迎えてうれしい。僕の芝居のダメ出しは受け付けませんので」とユーモラスにコメントした後「この作品に出会えて本当に良かったと思っている。誰かに向かって『大丈夫だよ』と言うと、その人の背中をこれだけ押すことができるんだということを教えてくれた作品でした」と真摯(しんし)に語っていた。

 そしてこの日はそのほか、劇中で生徒役を演じた子どもたちが客席からサプライズで登場し、登壇した4人に初日を祝して花束をプレゼント。昨年2月のクランクアップ以来、子どもたちと久しぶりに再会した国分や乙武は感激し、最後に全員で記念撮影を行った。(古河優)

映画『だいじょうぶ3組』は全国東宝系にて公開中

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