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オスカー前日!外国映画賞候補作品シンポジウム開催

第85回アカデミー賞

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オスカー前日!
オスカー前日!

 日本時間25日に行われる第85回アカデミー賞授賞式を翌日に控え、レッドカーペットの準備がたけなわのハリウッドから少し離れたビバリーヒルズのアカデミー本部で、外国映画賞候補の監督を招いてシンポジウムが行われた。

 シンポジウムには、映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞候補となっているアン・リー監督がサプライズゲストとして出席。リー監督は、『ウェディング・バンケット』で第66回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたときのことを振り返り、英語がわからず、司会者に「監督にとってアカデミー賞とは何ですか?」と問われ、「妻の着ていくドレスです」と答えて爆笑を買ったと明かし、会場を和ませた。

 その後は、各候補作品が紹介され、監督たちがステージ上に集まり、作品への思い入れや制作の裏話を語った。中でも観客を魅了したのは、ガエル・ガルシア・ベルナル主演のチリ映画『ノー(英題) / No』のパブロ・ラライン監督の制作裏話。ラライン監督は、1980年代を舞台にした本作を、当時使用されていたフィルムで制作したいと考え、カメラ技師に当時と同じ画質で撮影できるカメラの制作を要請したことを述懐。それがかなわずに古いカメラを20種類ほど集め、それらを解体して撮影のためのカメラを作り上げたことを明かすと、会場からは「固執もここまでくればあっぱれだ」と言わんばかりの拍手が巻き起こった。

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 また、外国語映画賞だけでなく、作品賞を含む5部門にノミネートされている『愛、アムール』のミヒャエル・ハネケ監督は、同作が若かりし頃に大好きだったおばさんが老いて病んで行く姿を目の当たりにしたときに感じたつらい思いに基づいた作品であることを明かした。そして、「アメリカのマスコミは、この作品を老いと病がテーマの暗い映画だと言うけれど、実はラブストーリーなんだ」と付け加えた。

 「わたしは、映画の宝石は“外国映画にあり”と思っています」とアン・リー監督。果たして今年一番の宝石はどの作品か? 結果は、もうすぐ明らかになる。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)

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