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高岡早紀、世紀のドブスに!整形美人の生きざまに体当たりで挑む

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特殊メイクで世にも醜い女性に変身した高岡早紀
特殊メイクで世にも醜い女性に変身した高岡早紀 - (C)2013「モンスター」製作委員会

 女優の高岡早紀が、来年公開の映画『モンスター』で世にも醜いヒロイン役に挑戦することが明らかになった。「そんな女性の生きざまを演じることは初めての経験でした」という高岡は特殊メイクを施して役になりきると、ヒロインの高校時代から30代までを一人で演じきっている。

映画『モンスター』フォトギャラリー

 本作は、「永遠の0」などで知られる作家・百田尚樹の同名小説が原作。醜い容姿のため誰からも愛されることのなかったヒロイン・和子が整形手術により絶世の美女に生まれ変わり、かつて愛した男を追い求めるさまを描いた作品だ。

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 その醜い容姿故に“モンスター”とも呼ばれる役柄について高岡は「醜い容姿のため家族にも愛されることのなかった彼女の人生は、私の想像を超えるほど壮絶なものであり、そんな女性の生きざまを演じることは初めての経験でした」と告白。整形手術をきっかけに外見はもちろん名前すら変えてしまうため「高校時代から20代、30代を通して演じましたが、一人の女性というよりは全く別人の女性たちを演じた気分でとても変化に富んでいました」と撮影を振り返った。

 そんな高岡の女優魂を見込んで同役をオファーしたという企画の伊藤秀裕は「最近、体当たりの『女優全開』で取り組む姿勢を持った役者が少なくなってきてるような気がします」と絶賛。「自分をどんなに醜く見せても『面白い』と言ってくれた彼女の器量、そして原作とのマッチングが、今度の高岡早紀さんとの出会いにつながったのだと思います」と自信をのぞかせている。

 また、原作者の百田も、そのなりきりぶりには太鼓判。ロケ現場で高岡と対面したときのことについて「思わず二三歩後ずさりしてしまいました。メイクと知ってはいても、直視できないほどのブスだったからです」と振り返り、「その時初めて、和子がどれほど悲しい人生を歩んできたのか、痛いほどわかりました。すごい映画になると思います」と高岡をはじめとするキャスト・スタッフに全幅を信頼を寄せている様子だ。

 女性ならではの変身願望をモチーフにした本作のメガホンを取るのは、女性ならではの感性を生かした作品で話題を呼んでいる大九明子。和子が異常なほどの執着を見せる幼なじみ・英介を加藤雅也が、和子の変身を手助けする整形外科医・横山を大杉漣が、風俗店マネージャー・崎村を村上淳が演じている。

映画『モンスター』は2013年6月、全国公開

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