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「セサミストリート」ビッグバードをクビにするな!?パペットたちがデモに集結

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「ミリオン・パペット・マーチ」に参加した人々
「ミリオン・パペット・マーチ」に参加した人々 - Leigh Vogel / Getty Images

 現地時間3日、米の子ども向け番組「セサミストリート」の人気パペットたちが、首都ワシントンで行われたデモに参加した。同番組は、ビッグバードをはじめ、エルモやクッキーモンスターといった人気パペットキャラクターが登場する教育プログラム。非営利の公共放送サービス(PBS)の制作で、日本でも放送され人気を博している。

 「ミリオン・パペット・マーチ」と名付けられたこのデモは、米大統領戦のテレビ討論で、共和党候補のミット・ロムニー候補がPBSへの助成金打ち切りの可能性に言及したことに起因するもの。

 デモの様子を報じたCNN.comなどによると、デモには約1,000人が参加。それぞれが思い思いのキャラクターの着ぐるみに身を包んだり手にマペットを持つなどして、助成金打ち切りをしないよう求めて連邦議会議事堂周辺を行進したという。

 子どもたちと共にデモに参加した男性は、同サイトに「僕はPBSを見て育った。そして現在も子どもたちの成長の基礎になっている」とPBSの重要性を訴えた。また自身もパペット番組の共同クリエイターであるアダム・ジョーンズは「政治家は『セサミストリート』とPBSが、世界にどれだけ多大な影響を与えているのか、理解していない」とTMZ.comに語り「パペットたちに投票はできなくても、選挙戦に揺さぶりを掛けることはできるさ」とコメントしている。(西村重人)

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