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藤本義一さんの訃報に芸人たちが悲痛…桂文枝は襲名前にもらった言葉が最後に

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藤本義一さんの訃報にコメントを寄せた桂文枝
藤本義一さんの訃報にコメントを寄せた桂文枝

 落語家の桂文枝が、直木賞作家でテレビ番組「11PM」の司会でも知られた藤本義一さんの訃報を受け、「悲しくて 悔しくて 寂しくて 今はただ、ありがとうございました やすらかにお眠り下さいの言葉しか思いつきません」と悲痛な胸の内を事務所のFAXを通じて明かした。

 桂は、藤本さん原作のテレビドラマ「蛍の宿」で主演を務めたり、今年7月の「六代目桂文枝」襲名の際には「男は振り向くな すべては今」と書かれた色紙をもらったりするなど藤本さんと長年にわたって親交があった。

 当時を振り返り「襲名前 先生からお言葉をいただいたのが最後でした。どれだけ勇気づけられたことか」「こんにち襲名披露公演でまわりながら、文枝と言う名に迷いなく自信と誇りが芽生え始めたのも先生のお言葉のおかげです」と藤本さんへの感謝をつづっている。また「蛍の宿」で主演を務めたことは勲章だといい「フッフと笑いながら低い声で話す先生にもう一度会いたかったです。合掌」と故人をしのんだ。

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 桂のほか、藤本さんとゆかりのあったぼんちおさむは「藤本義一さんは、僕らザ・ぼんちが全国区になるきっかけを作ってくれた方です」、宮川大助・花子は「特に出来の悪い笑いも全く無知な大助花子に漫才のセンスなどご指導頂きました」、オール巨人は「デビュー当時にはよく漫才のアドバイスを頂いたり今でも感謝しております」、笑福亭仁鶴は「誠に残念です。お悔みを申し上げます」と藤本さんへの追悼コメントを発表している。

 藤本さんは30日午後10時18分、肺炎のため兵庫県西宮市内の病院で死去。79歳だった。(編集部・市川遥)

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