ADVERTISEMENT

吉永小百合との「純愛コンビ」で一世を風靡した浜田光夫、故・坂本九さんの思い出をしみじみ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
100周年を迎え感慨深い浜田光夫
100周年を迎え感慨深い浜田光夫

 9月10日に創立100周年を迎える日活が、記念事業の一環として行なう特別企画『日活映画 100年の青春』の特集上映公開を記念した舞台あいさつが9日、ヒューマントラストシネマ有楽町にて行なわれ、吉永小百合との「純愛コンビ」で一世を風靡した浜田光夫が登壇した。

吉永小百合との「純愛コンビ」で一世を風靡した浜田光夫 画像ギャラリー

 映画『上を向いて歩こう』上映後に行なわれた舞台あいさつに颯爽(さっそう)と登場した浜田は「ご覧になりました? あれ、わたしですよ」とおどけた素振りで客席に語りかけると、脱走のシーンや、アクションシーンを演じた当時18歳の自分の姿に感慨深げな表情を浮かべた。

ADVERTISEMENT

 共演した故・坂本九さんは2つ年が上の兄のような存在だったと語る浜田。「よく可愛がってもらいました。当時はやっていたウエスタンジャケットをプレゼントしてもらったり『面白いところに行こうぜ』って誘われて行った場所が新宿の三越で……。その屋上にオウムがいたんですが、そのオウムに、九ちゃんは道を挟んで向かいにあった伊勢丹の名前を覚えさせたんです。そのオウム2週間後に行ったらいなくなってました」とほのぼのとしたエピソードを語り、場内を笑いに包み込んだ。

 また、映画『上を向いて歩こう』のエンディングで肩を組みながら吉永小百合や、高橋英樹らと共に坂本九さんの「上を向いて歩こう」を歌ったシーンに話が及ぶと「世界的にヒットした曲。東日本大震災後には応援歌になるぐらいの曲ですからね。あのシーンは2年後に控えた東京オリンピックのために作られた駒沢陸上競技場で撮ったんです。みんなで力をあわせて歌ったのを覚えています」と懐かしむような笑顔で当時を振り返った。

 特別上映『日活映画 100年の青春』は、黒澤明監督や小津安二郎監督が天才と称した山中貞雄監督の『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』やマキノ正博監督の日本初ミュージカル映画『鴛鴦(おしどり)歌合戦』など戦前作品から、石原裕次郎デビュー作『太陽の季節』、2000年代に公開されたものまで厳選された43作品が上映される。(磯部正和)

日活映画 100年の青春』はヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開中

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT