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ティム・バートン監督コミコンに登場!ファンの熱い歓迎に「家族もこんなふうに迎えてくれたら」

コミコン2012

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コミコンファンから歓迎を受けたティム・バートン監督
コミコンファンから歓迎を受けたティム・バートン監督 - 写真:こはたあつこ

 現地時間12日から、米サンディエゴで開催されているコミコン・インターナショナル会場で、ティム・バートン監督の新作映画『フランケンウィニー』の記者会見が行われ、バートン監督はじめキャスト、プロデューサーらが出席した。

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 もじゃもじゃの髪形にサングラスという、エキセントリックなスタイルで登場したバートン監督。ファンから熱い歓迎を受け、記者に「コミコンファンに大人気ですが、今のお気持ちは?」と聞かれると、「うちの家族もあんなふうに迎えてくれたらなぁ」と答え、いきなり会場の笑いを誘った。

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 本作は、1984年にバートン監督自身が手掛けた短編映画の長編バージョン。愛犬を事故で亡くした男の子が雷の力を借り、フランケンシュタインと同じ手法で愛犬をよみがえらせるという物語。短編版と同じくモノクロ作品となり、ストップモーションアニメの技法で制作されている。

 バートン監督は、本作を製作するにいたったいきさつについて「子どものころの飼い犬との関係は、多くの場合初めてのペットということもあり、ずっと心に残るとてもピュアなものだ。またフランケンシュタインの物語も心を打つ話。その2つを結びつけようと考えたんだ」と説明。短編だった作品を長編に作り直すにあたっては、「共に物語のコアは同じなので、自然にできた。長編にしたおかげで短編のコアにある部分をもっと探求できたよ」と語った。

 また監督は、「手のぬくもりが感じられ、とても惹(ひ)かれる」とストップモーションアニメへの思いを明かし「1コマ1コマ人形を動かしていくうちに、それが一人で動き始めるんだ。まるで魔法のようだよ!」と興奮気味にコメント。モノクロ映像を使用した理由も「キャラクターの手触りなどが強調され、より彼らの感情が伝わってくるから」だと、アーティストらしい表現で説明した。そんな昔ながらの手法で作られた作品が、3Dで公開されるのも本作の魅力。また一つ、バートン監督の独特な世界が誕生する。(取材・文:こはたあつこ)

映画『フランケンウィニー』は12月15日より日本公開

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