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スーパーボウル・サンデー、全米映画の勝者は3人の無名俳優が主演を務めたSF映画『クロニクル』! -2月6日版

全米ボックスオフィス考

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こちらは、映画『クロニクル(原題) / Chronicle』に出演したデイン・デハーン。
こちらは、映画『クロニクル(原題) / Chronicle』に出演したデイン・デハーン。 - Todd Williamson / WireImage / Getty Images

 ハリポタのダニエル・ラドクリフ主演のホラー映画を差し置いて、3人の無名俳優が主演を務めたSF映画『クロニクル(原題) / Chronicle』が全米ナンバーワンとなり注目を集めている。2,200万ドル(約17億6,000万円)をたたき出し、過去のスーパーボウル・サンデー興収ランキングで第4位という好成績を記録した本作は、普通の高校生男子3人がいきなりスーパー・ヒーロー的なパワーを手にしたことから巻き起こる物語。(1ドル80円計算)

 比較的低予算で製作され、「発見された謎のビデオ映像が語るストーリー」という呼び込みであることから、映画『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの成功が引き合いに出されており、これからどのくらい興収を上げていくかに注目が集まっている。第2位は、ハリポタ・シリーズ完結以来初めての主演作となるダニエルの映画『ザ・ウーマン・イン・ブラック(原題) / The Woman in Black』で2,087万ドル(約16億6,960万円)。ハリーのマジックはまだ健在のようで、観に来ていた観客の59パーセントが女性客、57パーセントが25歳以下であったという調査結果が発表されている。

 第3位は、早くもトップから転落してしまったリーアム・ニーソンの映画『ザ・グレイ(原題) / The Grey』で930万ドル(約7億4,400万円)。第4位は、初登場映画『ビッグ・ミラクル(原題) / Big Miracle』の776万ドル(約6億2,080万円)。ドリュー・バリモア主演で、実話を基にクジラ親子の救出劇を描いた感動ストーリーは、フットボールに興味のない母娘タイプの観客でにぎわうであろうと予想されていたものの、配給スタジオが週末前に提出した日曜日の収益予報を9パーセント下回る結果になってしまった。第5位は、先週第2位から3ランク落ちの映画『アンダーワールド 覚醒』で550万ドル(約4億4,000万円)となった。

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 来週のランキングに移るが、上位を狙える作品が何と4本も! 1本目は、ファン待望の3D再映となる映画『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』。映画『美女と野獣』3D版はイマイチだったものの、昨年公開された名作の3D映画『ライオン・キング/ディズニー デジタル3D』のように、3D版で公開されボックスオフィスのトップに2週連続で輝くなど、単なる旧作の3D版だからとあなどれない。2本目の新作も3D作品で映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』。『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』と客の奪い合いとなる可能性も考えられるが、3D上映で単価が高いだけにどこまで興収が伸びるかが見もの。

 3本目は、デンゼル・ワシントンライアン・レイノルズ共演の映画 『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』で、デンゼルが悪役で2001年公開の映画『トレーニング デイ』をほうふつとさせる作品だ。最後は、映画『ザ・ヴァウ(原題) / The Vow』というラブストーリー。『きみに読む物語』で泣かせてくれたレイチェル・マクアダムスと、映画『親愛なるきみへ』のチャニング・テイタムがバレンタインデーを前に、ガッツリ泣かせてくれる。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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