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原発から目を背けないで……映画『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』公開決定

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映画『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』より
映画『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』より - (C) 2011 T.O Entertainment, Inc.

 共に事故の影響が色濃く残るチェルノブイリ原発と福島原発の子どもや母親にフォーカスしたドキュメンタリー映画『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』が12月に公開されることがわかった。

チェルノブイリ原発事故関連映画『カリーナの林檎 ~チェルノブイリの森~』場面写真

 本作は当初、事故から25年の節目を迎えたチェルノブイリの被害者を追ったドキュメンタリーとして製作され、4月に公開される予定だったが、3月11日の東日本大震災により発生した福島第一原子力発電所の事故を踏まえた内容に急きょ変更された。込められたメッセージは「原発から目を背けないでほしい」。チェルノブイリ原発事故の直後に国家首脳陣の反対を押し切って多くの子どもたちを避難させた最高議会の女性や、現地の医師・教師などから語られる真実は、かつてない困難と向き合うわれわれ日本人も見つめなければならない真実といえるだろう。

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 一方で、事故後初めての夏を迎えた福島の子どもたちは、無邪気な笑顔を見せ、不安を抱える母親たちが前を向いて強く歩もうとする姿もとらえている。本作はただ原発事故の影響を描いた作品ではなく、両国の子どもや母親たちを通して真実が語られる希望に満ちあふれたドキュメンタリーに仕上がっている。結婚や出産をあきらめずに未来へ夢を見る若者たちの姿も目に焼きつくことだろう。(編集部・小松芙未)

映画『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』は12月17日より銀座シネパトスほか全国公開

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