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ジェニファー・アニストン、セクハラをする女性上司役に!『Juno/ジュノ』のジェイソン・ベイトマン新作

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ジェニファー・アニストン、セクハラをする女性上司役に
ジェニファー・アニストン、セクハラをする女性上司役に

 テレビドラマ「フレンズ」でおなじみのジェニファー・アニストンと、映画『Juno/ジュノ』のジェイソン・ベイトマンが、新作『モンスター上司』について、セス・ゴードン監督と共に語った。

 同作は、それぞれの職場で悩みを抱えるニック(ジェイソン・ベイトマン)、カート(ジェイソン・サダイキス)、デイル(チャーリー・デイ)が、ストレスの元凶であるそれぞれの上司たち(コリン・ファレル、ジェニファー・アニストン)を殺す計画を立てるというコメディ作品。監督は、映画『フォー・クリスマス』や『ヤバい経済学』のセス・ゴードン。

 女性がセクシャル・ハラスメントをするという役を演じたジェニファーは「それがこの映画の面白いところなの。わたしはこの女性を男だと思って演じたから余計に楽しめたわ。いつも、無茶をしない役だけを演じたくないでしょ! これまでわたしに送られてきた脚本は、このような方向性を持ったものはなかったの」と、まず新鮮なキャラクターに惹かれたようだ。次にキャラクターのリサーチについては「わたしの役柄である歯医者に実際に行ってみて、どのように機材を持つか教えてもらったりしたわ」と述べたジェニファーは、この映画でそれまでのイメージを払拭させるダーティなボス役に挑戦している。

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 ニック(ジェイソン・ベイトマン)、カート(ジェイソン・サダイキス)、デイル(チャーリー・デイ)の3人組は、ドタバタコメディで名をはせた“三ばか大将”を彷彿させるが、ジェイソン・ベイトマンは「最初に監督のセスとは、3人で一つのキャラクターを作り上げれば良いとリハーサルで話し合ったんだよ。それは、例えば我々のキャラクターをX、Y、Zとすると、あるシーンでは僕がXを演じて、残り二人がY、Zを演じることになる。そして、その3人がそれぞれ別々にX、Y、Zをシーンによって順番に演じると、最終的には我々3人のキャラクターは、みんなX、Y、Zを演じるわけだから、我々3人全員の役は、一つのキャラクターとしてバランスが取れているんだ」と語った。この3人の男たちが共通の動機を持っているが、それぞれのシーンでの感情のバランスが違うのもこの映画の見所で、この撮影方法は見事に生かされている。

 素晴らしいコメディ作品を製作する重要な要素についてセス監督は「素晴らしいコメディは高いリスクを背負いながら、ストーリーの構成とキャラクターにすべてを捧げていて、何も(内容を)切り落としたりしないことだと思うんだ。だから、この映画では決して言いわけをせずに挑戦していて、僕らは撮影していて『そうすべきではないか? こうできるのではないか?』ということは全くなかったんだ。それは、すべて何事もやっていたからで、それが映像にも表れていると思うんだ」と語った。映画内では妥協せずに思う存分やりたいことをやってしまっている感覚を観客は味わうことになるだろう。

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 最後にジェニファーは、「年を取れば、より自分の体に自信が持てて、20代の頃のぎこちなく、自信がないのとは全く違ってくるの。ただ、自分がセクシーであると自信のある女性に対しては、どの年代の男性も多少は脅威を感じてしまうみたいね」と答えていたのが印象的だった。映画はアメリカ特有の悪ふざけと、ジェニファーのセクシーな上司に注目の映画に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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