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長澤まさみ、初司会にかみまくり!香川照之を「アンジェリーナ・ジョリーさんです!」とボケも!

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長澤まさみ、舞台あいさつで堂々司会に!
長澤まさみ、舞台あいさつで堂々司会に!

 16日、スタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』の初日舞台あいさつがTOHOシネマズスカラ座にて行われ、主人公・海の声を担当した長澤まさみが当日の司会を担当して初々しい仕切りぶりを見せた。この日はほかにもボイスキャストの岡田准一、石田ゆり子、柊瑠美、内藤剛志、風間俊介、香川照之、そして宮崎吾朗監督が登壇。あいさつの冒頭では歌手の手嶌葵が主題歌「さよならの夏~コクリコの坂から~」を披露した。

映画『コクリコ坂から』場面写真

 アニメーション長編映画でのアフレコは今作が初挑戦となった長澤が、この日鈴木敏夫プロデューサーの発案で舞台あいさつでは初となる司会を担当。「精いっぱい司会進行を務めさせていただきます」と初々しくあいさつして、ほかの登壇者の紹介を始めたものの、緊張のせいかかみまくり状態。その様子に共演の岡田は「長澤さんの緊張が伝わって、自分もガチガチになりました」と苦笑。それでも、長澤は香川を紹介する際には「アンジェリーナ・ジョリーさんです!」とボケてみせたり、「高校生のとき、映画の役作りで坊主にした時期があって。カツラをかぶって北風を怖がりながら登校していました(笑)」と思い出を語ったりするなどユーモアを交えて一生懸命司会をこなし、客席を終始ほのぼのとした笑いに包んだ。

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 一方、17才の少年・俊を担当し、『ゲド戦記』に続き再び宮崎監督とタッグを組んだ岡田は「声優の仕事に不安を抱えていましたが、宮崎監督を信じて現場に向かいました。そこに(共演の)風間俊介君がいまして。自分の役名が『風間俊』だったので、名前を呼ばれたら2人で反応していました(笑)。監督からは『不器用にやってくれ』と言われてやっていたのですが、最後のほうは『高倉健で』と言われ混乱していました(笑)」とやはりユーモアたっぷりのトークを繰り広げて客席を沸かせた。

 そして最後のフォトセッションでは、劇中でヒロインが帰らぬ父親を待って毎日あげ続けた信号旗・UW旗「安全な航海を祈る」にちなんで、キャストと観客が特製UW旗を掲揚し映画の船出を祝った。最後に長澤は「話を膨らませるのがヘタクソでしたが、和気あいあいとした、いつもと違うあいさつになったと自負しています」と自身の司会ぶりに満足している様子だった。

『コクリコ坂から』は少女漫画雑誌「なかよし」に連載された同名コミック(作画:高橋千鶴、原作:佐山哲郎)を宮崎駿が企画・脚本、宮崎吾朗監督が『ゲド戦記』以来2度目のメガホンを取って映画化した青春映画。1963年ころの横浜を舞台に、高校2年生のヒロイン・海(長澤)と少年・俊(岡田)の青春、そしてその親の世代の青春を通し、戦後の復興期と高度成長期の中で生きる日本人の姿を描き出す。(古河優)

映画『コクリコ坂から』は東宝系にて全国公開中

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