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楽曲「スティル・ザ・ワン」で世界的なヒットを記録したカントリー歌手、シャナイア・トゥエインを直撃!自叙伝で義父の暴力、元夫の浮気を綴る!

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シャナイア・トゥエイン
シャナイア・トゥエイン

 「カム・オン・オーヴァー」や「スティル・ザ・ワン」などの楽曲で世界的なヒットを記録したカントリー歌手、シャナイア・トゥエインが執筆した自叙伝「フロム・ディス・モメント・オン(原題) / From This Moment On」について語った。

 同本では、経済的に貧しかった子ども時代や、義父の暴力、元夫の浮気、そして歌手の道を選んだ経緯が記され、これまでメディアなどには全く明かさなかったシャナイアのプライベートな部分が綴(つづ)られている。

 なぜ、今回自叙伝を執筆する気になったのか、との質問に「わたしの母親が(シャナイアが22歳のときに交通事故で)亡くなったため、わたしがその後に必要としていた(母親、女性としての)空白な部分を、わたしの側に居てもらって埋めることができなかったの。このことで、自分の抱えていたそれまでの問題をあまり人に語れなくなり、そしてストレスとして圧迫されてしまって、歌手としても声に影響を及ぼすことになってしまったの。だからこの際、友人にさえ明かしていなかったプライベートなことも、自分の居心地の良い場所を離れて、今回世間に公表してみようと思ったの」と明かす。

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 その彼女が抱えていた問題とは「わたしが子どものころ、義父が母親をトイレで何度も殴っていたことが脳裏に残っていて、その後も父親の暴力に自分が何もできなかったことが精神的に苦痛で、ずっと長い間自分の中で格闘してきたの。もちろん、わたしだけが子どものころに父親の暴力を見てきたわけではないけれど、そのころはまるで自分一人がそういう目にあった気がしていたの。ある意味、閉じられたドアの向こう側のことは、ほかの誰にもわからないとも感じていたわ。だから、わたしはそういう環境下にある人に、あなたたちを理解できるし、なぜわたしが理解できるかを伝えたいと思ったの」と述べた。

 そんな家庭的に辛い環境だったが、シャナイアは音楽に喜びを見出していく。「歌は3歳ぐらいのときに始めて、観客の前で歌うようになったのは8歳で、本当にプロとして歌い始めたのは11歳のときだったわ。ただ両親が亡くなって、わたしの異父弟妹3人を自分が育てなければいけなかったから、プロの歌手として普通はツアーで別の場所でも歌うはずだけれど、わたしは弟妹を育てるために、一カ所でしか働けなかったの」といったん別の場所でプロとして活動していたが、再び家族の住んでいたカナダのオンタリオに戻ったそうだ。ただ、シャナイアは小さいころから経済的に貧しかった経験上、なんとかそのときも切り抜けることができたことも語った。

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 その後、そんな苦労の道を切り抜け、シャナイアは女性ボーカルとして華々しい記録を音楽界で残していくが、ある日14年間結婚していた元夫ロバート・ジョン・“マット”・ランジの浮気相手が、シャナイアの友人であったことを知ることになる。「マットの浮気相手の女性(友人)の元夫フレッドが、わたしに電話でマットとその友人について君が知っておくべきことがあると報告してきたの! その言葉だけで、二人の間に何が起きているかわかったから、フレッドには何も聞きたくないわ!と伝えたの。けれどフレッドはその後、電話で話すべきことじゃないから、後で直接わたしに会って気持ちを伝えたいと言ってきたの。フレッドは、その二人の浮気をわたしに報告する二週間前にすでに知っていたんだけれど、その間にイースター(キリスト教の復活祭)があって、家族や友人、親戚が集まっている中で、みんなが幸せそうにしている中で、わたしだけがマットの浮気について何も知らないのを見ていることが、フレッドにはとっても辛かったことを明かしてくれたの」と衝撃的な事実を知ることになったが、その親身になって気にしてくれたフレッドと、シャナイアは今年結婚したそうだ。その結婚については「人は(私たちの関係を)まさかと思うかもしれないけれど、あの件で信頼することを拒否し始め、男友達さえ必要としなかった自分を救うのは、自分が再び人を愛することしかないと思ったからなの」と今幸せであることを話してくれた。

 最後に彼女は、近年いろいろなストレスで声が出なかったそうだが、現在はボイストレーニングをこなしながら、もとの声の状態に回復しつつあるようで、また近いうちに彼女の美声を披露できることも語った。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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