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エリザベス・テイラーさんの遺言 ロンドンの地に設置される青く丸いプレート

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これはジョン・レノンのブルー・クラーク
これはジョン・レノンのブルー・クラーク - Christie Goodwin / Getty Images

 伝説的スター、エリザベス・テイラーさんの死に、イギリスも悲しみにつつまれている。そのテイラーさんのブルー・プラークがロンドン、カムデンに掲げられるかもしれない。ブルー・プラークは、イギリスで、住んだ家など著名人と関わりのある場所に設置される青く丸いプレート。ジョン・レノンや夏目漱石などさまざまな分野の著名人のほか、シャーロック・ホームズなど架空の人物のものもある。

 テイラーさんのブルー・プラーク設置は、イギリスのテレビ・キャスター、マシュー・ライトが、ロンドン、カムデン区に申し入れると語ったもの。チャンネル5の朝のテレビ番組「ザ・ライト・スタッフ」3月24日の放送中に、ライトは数年前のBAFTA(イギリスのアカデミー賞)の際に会ったテイラーさんの様子を伝えた。その時の写真を紹介しながら、テイラーさんが、死後、ブルー・プラークをカムデンに設置してほしいと希望していたことを明かし、番組後、カムデン区に申し入れると宣言。カムデンはロンドンの中心から少し北に位置し、ライブ会場などが多い若者に人気の繁華街で、文化人なども多く住むリベラルな印象の地として知られる。

 テイラーさんは、アメリカ人の両親の間にロンドンのハムステッド・ガーデン・サバーブで生まれ、アメリカ、イギリスの二重国籍を持つ。縁の地、ロンドン、カムデンにブルー・プラークが設置されれば、その死を悼む人々が訪れる場所となりそうだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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