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地震の影響で映画館の休館が続く中、西日本が映画興行の中心に『SP 革命篇』が初登場首位

映画週末興行成績

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地震は興行界にも大きな影響を与えている-『SP 革命篇』より
地震は興行界にも大きな影響を与えている-『SP 革命篇』より - (C) 2010「SP」プロジェクトチーム

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、関東から東北にかけての主要な劇場が次々と休館を余儀なくされた結果、先週末は、地震の影響がほとんどなかった西日本を中心とした興行となり、上映されたスクリーン数も通常時の6割程度だったという。

 現在でも計画停電の影響などから、東日本では上映時間の短縮や休館を選択する映画館が続出している。実際に上映を行った映画館であっても、通常時に比べても客足は非常に鈍いという報告が入っており、今回の地震が興行界に与えた影響は少なくない。そんな中、初登場で1位を獲得したのは、前作が3週連続首位を獲得した映画『SP 革命篇』だった。土日の推定興収は推定3億円弱ということで、スクリーン数が減ってしまったハンデはあったが、堂々と首位デビューを飾った。12日に予定されていた岡田准一らによる初日舞台あいさつは26日への延期が予定されている。

 2位は先週の首位よりワンランクダウンの『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』。3位はディズニーアニメの『塔の上のラプンツェル』が初登場。土日の興収は推定約1億4,000万円で、こちらもヒロインの声優を務めている中川翔子による初日舞台あいさつが中止となった。4位は『ツーリスト』で2ランクダウン。5位の『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』、6位の『英国王のスピーチ』、7位の『GANTZ』はそれぞれ2ランクずつダウンという結果になった。

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 8位はNHKの人気アニメ初の長編映画となる『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』が初登場。こちらもゲスト声優の田村亮(ロンドンブーツ1号2号)ほかによる初日舞台あいさつが中止となった。そして9位は公開3週目となる『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』がワンランクダウン、10位の『わさお』は3ランクダウンだが、かろうじてベストテン圏内に留まった。そして公開5週目を迎えた『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』は11位と5ランクダウン。惜しくもベストテン圏外に落ちてしまった。

 今週末は映画『トゥルー・グリット』『漫才ギャング』『ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス』(『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』と2本立て)『ランウェイ☆ビート』『映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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