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桃井かおり、自分への厳しいダメだしが海外移住のきっかけと告白!普通になろうとあがいた苦悩を吐露!

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桃井かおり&声を務めた少年・ペック
桃井かおり&声を務めた少年・ペック

 少年ジャンプで好評連載中の人気コミックをアニメーション映画化した映画『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』で声優に初挑戦した女優の桃井かおりが、ますますさえ渡る“桃井節”を織り交ぜながら、チャレンジ精神旺盛な自らの半生を振り返った。

映画『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』場面写真

 1971年に映画『愛ふたたび』でデビューして以来、今年は40周年という節目を迎えた桃井だが、「あたしもさっき40周年って聞いて驚いちゃった。とはいえ、声優をやろうと思ったのはそれとは関係ないんだけどね。実はね、あたしのマネージャーとプロデューサーが同級生なの(笑)。でもだからって、それだけで桃井に声優をやらせようなんてチャレンジャーよねえ」と笑う。畑違いの仕事を断ることもできたはずだが、「いつもあたしはやりやすいことよりも、やりにくいことをやってみようとしているの」と自身もチャレンジャーであるらしい。

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 そんな桃井のチャレンジャー精神が発揮されたのは、今回の声優初挑戦だけではない。「桃井のセリフがクサくなっているなというのは、自分でも気付いていたわけ」と明かした桃井は、「一時期はセリフを普通にしてみようとあがいた時期もあったけど、結局普通の女優になっても、何かつまらないのね。そこで、セリフが英語だったらどうだろうと(笑)。結局はロスに住めちゃった」と今後も河瀬直美プロデュース、チャオ・イエ監督の『光男の栗』、マリス・マーティンソン監督の『AMAYA』(リトアニア/ラトビア/香港共同製作)に出演と世界での活躍が続く原動力を語り、「40代、50代から女優がまた楽しくなってくるよ(笑)」と頼もしい発言も飛び出した。

 そんな桃井が初の声優に挑んだのが、『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』で、美食が世界的に流行している時代を背景に、主人公の美食屋トリコが、さまざまな食材を求めて冒険するストーリー。桃井はトリコに助けを求める少年・ペックを演じたが、桃井自身は料理上手を公言する。「ほら、かおりちゃん、若いころから主役しかやったことのない売れっ子だったじゃない(笑)。確かに昔の女優には2種類あって、男と会うときはホテルで密会するタイプと、家でデートをして、料理を振る舞うタイプがあるわけ。あたしは普通に愛されていたから、料理がうまくなったのよ」と意外な料理上達の理由を“桃井節”で明かした。そんな桃井のかわいらしい努力も、本作に生かされているのか? 桃井の声優としての活躍を、この“耳”で確かめたい。

映画『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』は3月19日より全国公開

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